iPad mini Wi-FiでGPSをBluetoothテザリング経由で利用する
前回の続きです。
前回は過去にWi-Fiで位置情報を確認したことがある場所での実験でしたが、今回は確実に確認するため、初めてiPad miniを持っていく場所で試しました。
方法は前回と同じ。
iPhone 3GにiPhone 4SのSIMカードを挿入し※、iPhone 3Gのテザリング機能をオンにしてBluetoothでiPad miniを接続します。
iPad miniのWi-Fiはアクセスポイントに繋がらなくてもオンです。
※ここで、うれしい発見、というか思い込みの勘違いがあったのですが、それについては後述。
まずは、都内の某カフェ店内での実験。
iPad miniでのマップアプリのキャプチャです。
ちなみに、左上の2つのリングの重なりのアイコンは、Bluetoothでのテザリング中のアイコンです。
念のため、MapFanでのキャプチャもとってみました。
純正マップアプリとMapFanでの位置がほぼ同じであることがわかります。
つぎに、この場所がどの程度正しいか、通常の使用状態のiPhone 4Sでもキャプチャをとってみました。
まずは、純正のマップ。
念のため、MapFan+でも。
なんと、iPhone 4Sとの差違は5m以内!
このとき、iPad miniのWi-Fiはもちろん繋がっていません。
Bluetooth経由でiPhone 3GのGPSデータを取得していると考えて間違いないのではないでしょうか。
ということで、あくまで「私の環境では」ですが、iPhone 3GとBluetooth経由でテザリングしたiPad miniはGPSを使えるという結論になりました。
ここで、前述したうれしい発見。というか、単なる思い違い。
これまでの実験では、テザリングするということで当然のごとくiPhone 4SのSIMカードをiPhone 3Gに入れ替えていました。
ですが、GPSデータ取得のためだけならiPhone 3Gの3G通信いらなくね?と思い、iPhone 3GにSIMカードを差さずiPad miniでテザリングして地図をみてみると…
なんということでしょう!位置情報がとれているではありませんか。
要するに、iPhone 3GがXGPS150Aの様に使えるということになります。
ということで、まとめ。
使わなくなったiPhone 3Gを脱○してTether MeなどでiOS純正のテザリング機能を有効化しておく。
このときiPhone 3GにはSIMカードは不要。
iPhone 3GにiPad miniをBluetoothでテザリングさせる。
iPad miniのWi-Fiはオン。
Wi-Fiが繋がっていないとiPad miniはデータ通信ができないので、MapFanなどのオフライン系の地図アプリを使う。
こんな感じです。
一度準備をしてしまえば、外出時にテザリングをオンにしたiPhone 3Gを携帯してさえおけば、iPad miniではBluetoothでiPhone 3Gと繋ぐだけでcellularモデルと変わらずGPSが使えるようになります。
念のため重ねて書きますが、「私の環境の場合は」です。
最後に、参考までに、別の場所でSIMなしiPhone 3Gを使った場合のiPad mini Wi-Fiでの位置情報のキャプチャもはっておきます。
が、このときは建物1つ分位ずれています。
iPhone 4Sの方が正しいのですが、3Gと4SのGPSの性能の違いでしょうか…。
iPad mini純正マップ
iPhone 4S純正マップ
文中に出てきたアプリはこちら。
MapFan+
カテゴリ: ナビゲーション
価格: 無料
MapFan for iPhone
カテゴリ: ナビゲーション
価格: ¥2,300
こんなことをしなくても、iPhone 5でテザリングを使えば簡単では?と思いますが、それはそれ。
なお、脱○を勧めているわけではありませんのであしからず…。