Macで高画質Blu-rayを作るには
MacBook AirでBlu-rayを作るために、BlueRayドライブ
まで買った割には知識が無いので調べてみました。
※以下、Macでの利用を前提に書いていますので、ソフトウェアの話などは、基本的にMacでの事になります。
■高画質にビデオを取り込む
フルハイビジョンで撮影した動画はAVCHDという方式でSDカードなどに保存されています。
この、AVCHDは編集には適さない形式らしく、編集するためには適した形式にエンコードしなくてはいけません。
このエンコードがまず最初の画質の分岐点となります。
画質の劣化をなくしつつ編集にも適したエンコード方法は
・Apple ProRes 422(HQ) がベスト。
・Apple ProRes 422 がベター。
これであれば、AVCHDを圧縮して取り込みつつ、画質の劣化無しで編集出来ると言っても過言では無い様です。
しかし、Apple ProResはFinal Cut Pro等でしか扱えません。
残念ながらiMovieでは無理です。
では、iMovieしか持っていない場合はどうなるか?
iMovieではAVCHDを取り込むと「Apple Intermediate Codec」というエンコードで保存されます。
「Apple Intermediate Codec」もDVDでは気にならないレベルの画質ではありますが、Blu-rayでは確実に気になるレベルの画質の劣化があります。
ですので、iMovieを使う限りは、高画質Blu-rayを作成する事は不可能です。
それでは、AVCHDを別のソフトウェアでApple ProRes 422にエンコードしたデータを準備して、それをiMovieで編集したらどうなるか?
これは確認していないので推測ですが、iMovieのライブラリに登録される際に「Apple Intermediate Codec」にエンコードされるか、仮に「Apple ProRes 422」を扱えたとしてもディスクを作成しようとムービーを書き出す際に結局「Apple Intermediate Codec」になるので、Apple ProRes 422を用意する意味がないと思われます。
■iMovieでは妥協するしかない
そこで、iMovieしかなく、Final Cut Pro Xを持っていない私が取る方法は、ビデオカメラからUSB経由でビデオを取り込むのではなく、AVCHDのファイルを直接HDDにコピー。
そのファイルから、iMovieでビデオを取り込み、編集します。
前述の通り、iMovieは「Apple Intermediate Codec」になるので画質は劣化しますが、それはもう諦めるしかありません。
ですが、AVCHDファイルを残しておけば、後でFinal Cut Pro Xを購入した際にビデオを「Apple ProRes 422」で取り込む事が出来ます。
”今”は諦めて”将来”に備えます。「iMovieでの編集が無駄」&「HDDの容量が余分に必要」になりますが…。
理想は、Final Cut Pro XでApple ProRes 422(HQ)で取り込み、編集。
編集したムービーを書き出してToast11
でオーサリングと書き込み。これです。
しかし、iMovieしか持っていない場合は、将来に備えてAVCHDファイルをHDDにコピーしてからiMovieで取り込み、編集。
※コピーしたAVCHDファイルは捨てずに取っておく。そして、いつの日かFinal Cut Pro Xを買う。
編集が終わったら”共有”でディスクを作成するのではなく、QuickTimeムービーの書き出しでApple Intermediate Codecで書き出してからToast11でオーサリングと書き込みをします。
これが、iMovieでできる最良画質ディスクの作り方です。
…でも、すぐにでもFinal Cut Pro Xが欲しいなぁ…どうしようかなぁ…最近はFXのちょうしが良いから買っちゃおうかなぁ…。
■Blu-ray作成 第三の手段
トリミング程度の編集しかしないのであれば、ビデオの取り込みからディスク作成まで全てToast11でやるってのが一番早くて綺麗かも?
※Toast11はAVCHDファイルをそのまま扱えます!