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Aperture3 初心者向け解説

SONYのデジタル一眼new_windowα55を購入して写真を撮りまくっていた結果、画像の枚数・容量が爆発的に増えてきました。

画像は全てRAWで保存しているので、iPhotoでは少々重くなってきた&RAWを綺麗に現像したいということでnew_windowApertureiconを導入しました。

以前は3万円台のアプリだったと思うのですが、今ではAppStoreで6,900円で購入できます。

new_windowApertureiconiPhotoと比べて画面構成が似ていますが、用語等々違いがあり戸惑う事がいくつかありましたので簡単にまとめてみます。

間違いがあればご指摘ください…。

  • マスター、バージョン、プレビューって?

■マスタは読み込んだ元画像ファイルのこと。

■バージョンは、Apertureはマスタファイルを操作しないコンセプトなので、例えば画像の明るさを10%上げた場合、マスタが10%上がるように書き換えられる訳ではなく、○○というマスタの明るさを10%上げるよという情報をマスタとは別に持ちます。
その別に持つデータの事。
また、特に明るさを変えたりせずに素のままでも、“素のままだよ”と言う情報を持つため、マスタは最低でも必ず1つはバージョンを持つ事になります。

■プレビューはその名の通り、プレビュー用画像です。
iPhotoから乗り換えた理由の一つに、Apertureは大きい画像に対してそのまま表示するのではなく、まずはプレビューを表示させるので表示が速いという謳い文句がありました。
元画像は外つけHDDに保存しておき、普段はプレビューで確認し、必要な場合にだけ元画像を参照する。
new_windowα55で撮った画像は、RAW形式では1枚辺り17MB近くありますので、これは良いと思ったのです。

  • apertureの使い方

元画像(マスタ)はNASに保存しておき、プレビュー画像(apertureのライブラリファイル)はローカルに保存しておく。

こうすることで、ネットワークが繋がっていない時でもプレビューを見ることができ、印刷するときなどは元画像を使うと言う事が出来ます。

ローカルHDDの容量も節約できます。


しかし、困った問題が。

これにはホントに困りました。

new_windowα55は秒間10コマの超高速連射撮影が売りの一つでもあり、じっとしていない子供を撮る時にはとても便利でよく使います。
そのため、一回の撮影で何百枚も撮る事になり、当然それら全てを保存するわけではなく、その中から良いものだけを選び出して保存します。
一旦PCに全画像を取り込んでから大きな画像で取捨選択をして不要な画像は捨てる。

iPhotoの場合、画像を選択してDELキーでゴミ箱に移動させてゴミ箱を空にすれば終わりでしたが、Apertureではそうはいきませんでした。
まず、DELキーでサクッと削除が出来ません。
写真を選択した状態で、ツールバーかファイルメニューから削除します。
削除も1種類ではなく、プレビューの削除、バージョンの削除、バージョンとマスタの削除の3種類あります。
不要な画像を残しておいてもHDDの容量を喰うだけなので、マスタも削除しますが、マスタを削除するためにはマスタと紐づいた全バージョンを削除する必要があります。
画像を読み込んだ直後であればバージョンは1つしか存在しないので、バージョンとマスタを削除を選べば良いのですが、なんとデータがNASにある場合はマスタが削除されません…。
バグか仕様かは分かりませんが。
ですので、NASにマスタを保存してしまうと、マスタを削除したい場合、Finderで目当てのファイルを探し手動で削除しなくてはいけません。

回避策としては、私の場合、画像の読み込みを2段階に分けることにしました。

まず、SDカードからは直接NASにマスタを保存するのではなく、ローカルに配置した整理専用のライブラリに読み込みます。
そこで、画像の取捨選択をして、不要な画像はバージョンとマスタの削除で元ファイルごと削除します。
で、ある程度画像が溜まったら、NASにマスタを保存する設定でメインのライブラリに読み込むことで、必要な画像だけを保存する事が出来ます。

なんだかちょっと面倒くさいですが、まぁ仕方ないですね。



でも、基本的には非常に気に入っています。

基本的な画像処理はとても軽快で綺麗に出来ますし、肝心要のRAW現像は非常に綺麗ですよ。